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拘置所の寒さ知る籠池夫妻、ゴーン容疑者にフリース差し入れ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181202-00000016-spnannex-soci
スポニチアネックス 12/2(日) 6:00配信 拘置所での体験を語る籠池泰典、諄子両被告(撮影・井垣 忠夫) 学校法人「森友学園」を巡る補助金詐欺事件で、詐欺などの罪で起訴された前学園理事長の籠池泰典被告(65)と妻諄子被告(62)が、金融商品取引法違反の疑いで東京拘置所に勾留されている日産自動車前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)に差し入れを送ったことをスポニチ本紙に明かした。およそ10カ月勾留され、拘置所の寒さを身をもって知る2人。防寒用にユニクロのフリースジャケットを送ったという。 諄子被告の著書「許せないを許してみる 籠池のおかん『300日』本音獄中記」(双葉社)のPRでスポニチ大阪本社を訪問した両被告。ゴーン容疑者逮捕のニュースを知り、面識はないがすぐに差し入れを送付したと語った。 送ったのは、軽くて暖かいとして人気のユニクロのフリースジャケットとベストの計2着。価格は合計4000円前後〜7000円とみられる。 諄子被告が勾留中に担当弁護士に宛てた400通超の手紙を再編集した「許せないを許してみる」には、差し入れられたユニクロのフリースが重宝したと記されている。「勾留中の差し入れで人の優しさに触れた。今後は自分が人に優しくしたい」と語った。 拘置所に詳しい人物によると、差し入れは面識がない一般の人でも送付が可能。ただし、ベルトなど自殺に使われる恐れのあるものは受け取らないなどのルールがある。また、差し入れられた人が受け取りを拒否することもできるという。ただ、身の回りの物を入れるプラスチック製の箱があり、そこに入らないサイズのものは受け取ってもらえない。 諄子被告はゴーン容疑者について「少なからず、つぶれかけの日産を再興させた人。今どんな思いなのか、寒いだろうなと考えると、居ても立ってもいられなくなった」という。「主人の名前でフリースを送りました。届いたかなあ」と思いをはせた。 実際にゴーン容疑者は接見した関係者に「寒い」と話しており、フリースが強い味方になることがあるかもしれない。 泰典被告は勾留中、指にしもやけやあかぎれができるほど寒さに悩まされた。「大阪拘置所は鉄筋造りで、常に換気が必要。送風口から出る風が体を直撃して、11月から凄く冷えた」と回想し「ゴーンさんもフリースを着て」と助言した。 《籠池被告 来年裁判へ「楽しみにしていて」》籠池両被告は保釈後、戻っていた豊中市内の自宅が競売で落札され、現在は大阪府内に部屋を借りて暮らしているという。無職で収入はないが、泰典被告は「少しの蓄えがあるので大丈夫。ずっとつつましくやってきたから、今の生活にも不自由、苦労を感じません」と笑い飛ばした。現在は「充電中」と話す。「時間があるから財務省の書類なんかを読み込んでいる。理不尽、不条理…今まで見えなかったものがよく見えてきた」という。初公判の日程は未定だが、来年には裁判が控える。「裁判の結末を楽しみにしていてください」と語った。
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